The Ice Weasels Cometh - 2017/12/09
2週間ぶりにCXレース参戦してきました
今シーズン後半の山場のレースと決めていたIce Weaselsなのですが、さて
このレースはNew England地区でも評判の悪ノリレースという評判で、楽しみにしていました。確かに上のHPにも冗談だらけで、例えば販売しているボトルの説明も「もしこのボトルをメイプルシロップでいっぱいにしてきたら君はヒーローだ」とか「野球帽は夏にいいけどレース当日はきっと0度以下で使い物にならない」などもう意味不明w
仮装は当然ですがもうなんでもありで、コースの何ヶ所にBarが開かれていてそこに丸太があってスピードを落とさないと通れないようになってます
バイクを降りないでバニーホップで通過するとかっこいいので歓声が上がります
バイクを降りるとブーイング、横からビールや得体の知れないアルコールが出てきます。受け取って飲むと歓声が上がり、飲まないで無視していくとブーイング
というのは半分冗談ですが見ている方も楽しめるイベントと聞いていた通りでした
はいはい、ビールどうぞぉ〜
おお、いい飲みっぷりだね〜
はい、飲んだら行ってヨシ!
今朝の天気予報は曇り→雪。今年初の積雪になるという予報です
100㎞ほど走って会場到着までは曇り空のみ。準備していると粉雪がチラチラと
受付、ゼッケン取付、着替えて体を冷やさないように着込んで試走へ
コース図はこんな感じ(これは16年のだけどほぼ同じだった)
南エリアはアップダウンが激しく降車することも多いくらいの急坂もあり
北に向かう森の中はクロスカントリー
北西の端はスタートがあるんだけど、ここは芝のジグザグとジープ道メイン
という雰囲気
ゆっくり3周してとくに南側の攻略ラインを確認
ここはMTBのほうが速そうなくらいテクニカルで太いタイヤがほしいところ
と思っているとMTBの人も多いなと
試走後にピットへスペアホイールを持っていき、そのまま上着を結んでスタート地点へ
なんんかもう主催者も悪ノリ満載で、ゼッケン順に読んでくれるんだけど
「ビギナーは540番から呼ぶよ、もし530番代の人がいたら言ってね、そんなのないから頭おかしいと思うけど」
みたいなことばかり言って笑いを取ってます
並んで3列目
ビギナーの部なので色んな人というか何でもありで、唐草マンみたいなスーツのひとやサンタの人、若い子もいて普段と違った雰囲気。ちょっと自分ガチというかそのまんまじゃん、なんか持ってくればよかったと少し思ったり
スタートの号砲もなんか変なサイレン(笑)
ダッシュから高ケイデンス攻撃で15番手くらいで芝のジグザグをこなして南セクションへ
テクニカルな所は今日はとても気持ちよく走れて、とくに1周目はバシバシ前走者をパスできて楽しかった
相変わらずパワーかける登りはちょっと苦手で、今日は雪で滑りやすくなっていてじわ~っとトルクを掛けるペダリングが必要だったり。そうなるとケイデンスも60みたいな世界なので筋力が必要ですねえ
前年のビデオを見て、狭い所で渋滞が起きていたので1周目でとにかく前に出ないと話にならないと分かっていたので飛ばしました。前があまり見えないけど5番手くらいのような雰囲気で、後続もいないし、いい感じ!なんて思ったり
2周目に入ると手がとつま先がものすごく冷たくかじかんできて、とくに変速とブレーキをする手の感覚がなくなってきました。シフトしたつもりが出来ていなかったり、ドロップのときにハンドルをしっかりつかめなかったり危険な状態。たしかに気温0度だもんねえ・・・
とにかく集中して落車だけはしないように気をつけます
南セクションのドロップは2箇所スピードの出るところと、1箇所木の間をジグザグ行くテクニカルなドロップがあって、ここを上手に抜けるのが今日のポイントでした
スピードの出る2ヶ所の方は下がガタガタでだんだん砂が増えてくるので、後ろ荷重で一気に降りるしかなく、その後のターンに突っ込みそうになります。もう1ヶ所のジグザグはだんだん泥になってきてこっちはもうブレーキをうまく使うのみ。リヤ側ばかりに負担がかかりました
ドロップ!MTBのほうが楽しいだろうな〜
木の間を行くジグザグドロップ
ってか、COLD ZONEというテープがまた(笑)
2周目では後続ですごく速いのが2名やってきてパスされて、これで10位くらいかなと思ったり。前走者が垂れてきて上手くパスするまで前を塞がれたりなかなかセクションによっては抜きどころが難しかった
あとこれだけドロップがあるということは激しい登りもあって、2ヶ所ほどバイク担いで登るところが。一つはほぼ砂で傾斜は緩いけど長く、もう一つは急坂で最後はほぼ崖!
一つ目の砂の坂。ここはもうめっちゃキツくて長くて苦手でした
でもWNPはもっと長いですよね〜
残り2周ということで、我慢の時間
ここから集中力が切れたりして落車、あとは手が寒くてしびれてミスみたいなのが出やすいので意識したり
そういえばさっきの丸太のところでバニホできないので降車するとブーイングでしたw
流石にこれは難しいし、フロント1.8barでスタートしてあちこちぶつけているので空気圧下がっているなあと感じ始めたりしてた
最近はタイヤのことを考える余裕も少し出てきたかな
丸太のあとのセクション。ここは楽しかったなあ
前は見えないけど、後続は2名いるのは分かってて、そのまま最終ラップへ
そのうち一人はさっき自分が抜いた人なのでこのままぶっちぎっていくしかないとテクニカルセクションでがんばるもとくに差がつかず
バイクかついで登った所でなんとチェーンリングからチェーンが落ちている!
去年の野辺山でも落ちて焦って直せなかったのを思い出し、ディレイラーを確認してすぐに戻すも2人にパスされる
ここから燃えました
眼の前にいるさっきまで後ろにいた2人目は体も細くどうやら若造
テクニックはないけど直線で軽くて速い!
すぐに追いついても抜きどころがないセクションで大苦戦
後半の階段セクション手前でやっとパスしたけどすぐ後ろにピッタリつけている
北西の芝生セクションで前走者を確認。もう10秒位差がついてしまっているのでこれは後ろの若造から逃げ切るしかない状況
最後のドロップでミスしてまた詰められてそのままゴール手前のバリア2本まで自分が前できた。降車して2本クリアして飛び乗ったときにすぐにペダルに脚がかからず、そのスキに若者が全力で自分をパス
1秒差で負けてしまいました
しかし久しぶりに出し切れたというか全力で自分らしい走りができましたので今日は大満足。肉離れの部位もまだまだですが、やっとここまでもどったかという印象です
【良かった】
出し切れた
自分の特異なレイアウトだった
【反省点】
もう少し寒さ対策が必要
バリアや乗り降りの練習してないからこういうことになる
【感想】
シーズン後半目標にしていたレース、10位以内ねらっていましたがチェーンが落ちたりして12位でした。それでもここまでの怪我や練習不足を考えるといい結果だったのではないかと思うし、楽しく走れたのも収穫
あとやはり今日みたいな激烈なコースだとディスクブレーキ化したいなあと思ったりね・・・
【機材】
東洋CX-S, ZTR Alpha 400, Front: IRC SERAC MUD TL(1.8bar), Rear: IRC SERAC CX TL(1.8bar)
レース後にFrontの空気圧を確認したら1.4barまで下がっていた
ブレーキは相変わらずチャタリングと鳴き声が凄い
レース後は雪も積もるタイプに変わってきたので、観戦はほどほどにして帰路へ
だんだん道路も積雪状態になってきたので早く帰ってよかったなと
アパートについたらもう雪景色でした
来週でNew EnglandのCyclocrossシーズンは終わりっぽいです
最後までやりきりたいところですね
【追記】
2017/12/10 1ラップ目の映像発見
なかなか激烈なコースの状況がよく分かります