天竜川シクロクロス 2019/09/29
エキスパートクラスで優勝しました
応援いただいた皆さん、ありがとうございました
浜松でのシクロクロスレースは春の”はままつシクロクロス”依頼
この天竜川シクロクロスは過去に2回プレイベントをやってきて今回が正式?な第1回ということです
エントリーは初心者、中級、上級ということだったので、シーズン最初に無理するとあれなので中級(エキスパートへ)
リストが公開されると30人近い参加者が。スタートが重要だなあということですねえ
朝の試走に参加すると、コースは河川敷らしく石ころ、ハードパック、芝、砂、砂利ミックス、シケインと盛りだくさんのコース。とてもテクニカルだなあという印象
空気圧を2barまで落として子供とゆっくり走ったあと1周回だけペースを上げて。やはり何度かリムを打つ印象がありますが、グリップ悪いところもあるのでこれでいくことに
キッズのレースはジャージ着た子が多い中普段着のミニミック、楽しそうに走りきりました。大人と同じコース2周回は結構ハードだったと思いますが清々しい表情で戻ってきたのでよかったなと
気がつけば6年生。定期的な運動を最近やっていないので決して速くないですが、このコースを完走はがんばったなと
さて、今度は自分の番
ゼッケン順に並んで2列目。12番なのでまあまあ前の方なのかなあ
目の前にチームメイトのY-PROが〜
ヒルクライムでは絶対勝てない相手。かつ前年からCXもやっていていきなり昇格の猛者
どうしたものかなあと思いますが、目標は先頭で最初のドロップオフに入ってシングルトラックエリアで後続に差をつけて逃げ切るってことくらいだったのでまずどこかで前に出ようかなと
スタートから最初の180度ターンまでは大人の走りを求められるオーダーがあったのでゆっくり目のつもりがなんだかするするとイン側に引き寄せられて立ち上がりで2番手に。ホームストレートで気合ダッシュしてドロップに入るときには先頭へ
後ろには水色TCKRジャージの人がぴったり
ここからは前半セクションは背丈ぐらいある茂みの中のほぼシングルトラック
そんなにぞろぞろついてくる雰囲気じゃないことがターンのときに分かったので抑え気味で。このセクションはしまった土が基本なんだけど石ころ埋まってたりいくつか掘れて砂になっていたり癖のあるところが多い場所。後ろを意識して慎重に進みます
茂みの中から見渡せるエリアに出るところにキャンバーが設定してあって、上手い人は乗車のまま行けそうですが自分はここは安牌をとって降車してクリアを選びました。結果としては良かったですが見ている方からすると乗車のほうがいいですよねえw
広場に出ると今度は砂利だらけ
前後のタイヤを取られるだけでなく下手するとスリップダウンもあるのでテクニックが必要な場所も結構あります。長いストレートがいくつかあるのでそこで踏んで後続を揺さぶってみますがまだ1周目だったので効果なかった様子。ぴったりついてきてますね
砂利と砂と土ミックスをジグザグ、シンボルツリー周辺を回って戻ってくると今度はシケイン板の出番。割と低めですが感覚が短いので試走で飛んでみていけそうだったので練習中のバニホを繰り出すことに
レース前半では成功率高かったですが、後半では強烈に後輪を打ち付けることもあってどうだったかなあと思います。練習していれば少しずつでもうまくなっている気がするので続けます
1周目が終わり後ろの気配も消えて独走に入ったなと、シメシメなどと思いましたがやはり簡単にそうはさせてくれません。Y-PROがヒタヒタと迫ってくるのがわかりました
そうそう、会場アナウンスで全7周回のレースと聞こえてきたのもこの頃。なんじゃ〜、ですが自業自得ですよね・・・
3周回目、気がつくとPROは2位に上がってます
茂みセクションが終わるキャンバーで自分がミスをして降車、それも車の右側へ
おっとっとと戻している間に一気に詰められてその後のドッグファイト開始
直線で踏み倒して振り切ることもできず、ずっと後ろにへばりつかれる状態
このあとの一番南の180度ターンで自分がブレーキミスで膨らんだところ、冷静にインを突かれて逆転。先行を許す形になりました。やはり前にいるとプレッシャーなのかミスしますね
4周目に入るフィニッシュラインは2位で通過でした
さて、こうなるといわゆるロッシ作戦です
相手の苦手なところを探してどこで勝負をかけるかじっくり見させてもらいましょうと
茂みの中のセクション、結構速いっす。なんか差が広がるぞおと思ってキャンバーセクションへ。PROは乗車で行くのかすげえなと後ろから見ながら降車から乗車を決めて砂利広場へ
このセクションに出るとすぐに180度ターンがあって短い直線のあとZ字の小さい曲者ターンがあります。ここがまた背の高い草でブラインドかつ深い砂と砂利で難しいところ。おー、PROちょっとミスしてるなあと横を過ぎようとしたところしっかり復帰するのでもう少し後ろで様子を見ることに
直線何本かを結構いいペースで走るのでついていくのが必死な状態、だんだん間隔が空き始めて10mくらい。これはまずいパターンだぞと
ここで会場アナウンス「ゼッケン12番カミハラ選手、後ろで溜めているか〜」
いやいや、溜めてない、それどころか千切られそうだし!
コースマーシャルの仲間に「溜めてないから!」と伝えてPROを追いますw
5周回目に入るところで差が縮まってドロップから茂みセクションで再びすぐ後ろに
茂みセクションでPROはけっこうリヤを滑らせてバイクの向きを変えるテクニックを使います。これは結構うまい技です。すげえなあと見とれていながら滑りそうなセクション注意してついていくと思ったほどペースが上がっていないことに気が付きました
キャンバーに入って降車から素早く坂を駆け上がって乗車のタイミングで前に出ることに成功。前に出て走ります
あとから見た記録で心拍数を見ると抜く直前までHRは下降方向で実際は溜めれてたのかもしれませんwとても苦しいのですがね〜
その後は背後の気配を感じながらとにかくミスしないことを意識して走ります
どこでどう千切るかですが、お互い手の内を知っているのでもう残りは体力勝負
直線のたびにダンシングを繰り出して少しずつ差が広がっていきました
最終ラップに入る頃には10秒くらい差があったような気がします
ここからはもう転ばない走りで慎重に各コーナーをこなしてフィニッシュラインまで
結果としては追い上げられて9秒のアドバンテージで優勝できました
【良かった】
スタートから1周回目、先頭で好きなように走れた
機材が完璧
キャンバーで降車は着実だったと思う。今度は乗車だよなあ
応援ありがとうございました
【反省点】
1回くらいキャンバー乗ってみなはれ
【感想】
雨予報が薄曇りと晴れのミックスで暑い一日でした
コースは非常にテクニカルで難しいもの、東海CXでもなかなかないユニークなものだと思います。ずっと大パワーだけでないテクニックが求められるようなコースが多分自分は得意で、今日のコースはもろにそれだったかもしれません(いつものCM2のライバルたちが少なかったとはいえ、あまりにうまく行き過ぎ)
タイヤ選択はSERAC CX以外ないと思っていましたし、結果それで走りましたがここまで砂があるならEDGEもよかったかもしれません
コース自体はとてもスキルを求められるので駐車場のキャパとか水とかの問題があると思うけど東海CXが1レースくらいここで開催されるといいなと思いましたよ
【機材】
東洋 CX-S カンティブレーキ
Wheels: Stan's NoTubes ZTR Alpha 400 F/R
Tire: IRC SERAC CX TL (F), IRC SERAC CX X-GUARD TL (R) どちらも2bar
Updates: 2019年仕様としてEASTONクランク EC90SL 38T 投入→とても軽快になった
【Special Thanks】
SDLのチームの皆さん、天ちゃん、Waddyや熊トレの皆さん、応援ありがとうございました
コースのあちこちに動いて応援もうれしかったです。全部見えてましたよ!
上に貼り付けた写真の数々も皆さんから頂いたものです。本当に感謝です
あと珍しくレースを見に来てくれた家族の前で良いところが見せられたところも感謝です。ああ、転ばなくてよかったw