GP Gloucester 2017, Cat4/5 40+ 31st/103
New EnglandのCyclocrossシーンでも一番有名なレースであるGP Gloucesterに参加してきました
日本で言えばRapha Supercrossと言ったところでしょうか
しかしコースはアメリカの伝統あるCyclocrossレースらしいダイナミックでテクニックもパワーも求められるコースでした。YouTubeで見ている欧州のものにも似ていました
Bostonの東にあるGloucesterという小さな港町にある公園を使ったCXレース
今年でもう10年以上やっているとかなんとか
上に挙げたHPにあるコメントを見てもアメリカのトップレーサーがコメントしているのでそれなりに有名なんでしょう。知り合いに聞いてすぐに売り切れるから早く申し込めということだったので土日あるんだけど土曜日に走ることに
自分のCat4/5 40+クラスは朝2番めなので早めに到着。まだ暗いですが準備してゼッケン受取り試走へ。体が固く緊張してます
基本市民の公園なのですが、海辺で大きな岩があったりします
芝生のガタガタと林の中の地形、海辺の舗装路や道路、公園の中の野球場など上手に組み合わせてコースが作られています
コース前半は舗装路の上りから芝ガタガタで右左へ
曇り空から雨が降ったり止んだりで芝は濡れ気味
アップダウンが多くパワーかけないと登れない所も多いし、降車させられる所も多い
海辺に出た所で舗装路もあるけど、
こんな長い直線の後に激坂でバイクかつぎ
かんべんしてくれというくらい、キツイ。なにより下がゆるいので駆け上がるのが大変
ことごとく降車した後に登りで乗車するので、タイミングが難しい
しばらく押してから乗ったほうが良いかと思ったりするけど、乗車が一番怪我をしているところに痛みが走る・・・
ブースがある中央エリア付近に戻ってくると今度は階段
なぜか最初の段だけテンポが違う!最初だけ乗車で行ってみたけどなにもいいことなし
素直に手前で降りることにする
今度は野球場の観客席の斜面を使ったジグザグ。これがとても難しい上にまたハードルが用意してある!イジワルなコースづくりですなあw
このセクションは本当に体力を削られるし集中力も維持しないとスリップダウンの可能性もあるし厳しかった
野球場の外周を回ったさきにまたハードルが用意してあるのです
もうほんと、ここもキツキツ。短足にはとくにきつい
そして林の中に入るんだけど、今度は極端なアップダウンやカーブがあるテクニカルなセクション
小さく早く曲がらないと出口に石があったり、ラインを外して木にぶつかったりむずかしい。ここは前を塞がれると本当にどうしようにもないセクションだった
また野球場の外周に出て南まで長い直線。ここはパワーセクションで、しっかり踏んで前に人に千切られないようにくらいつくところ。マジきつい
直線が終わると少し登って今度はジグザグで下って(ここは得意だった)、締まった砂があり、芝を走ってホームストレートの舗装路へ
ただし2周目以降はまっすぐ舗装ではなく、左のダートにはいってさらに階段少し上がってまた舗装路に戻るパターン
これで1周。プロは7分台、トップアマチュアは8〜9分台。自分は10分以上かかっていました
米国に来てからと言うもの、日本の東海や湘南、野辺山で走ったコースとは明らかに違うダイナミックで難しいコースが続いてきましたが、今回のは本当にものすごいです
無事走りきるだけでももう今の自分では十分とも思えますがさていかに・・・
スタートは8:45AM
試走後に準備してそこらへん走り回って体が冷えないようにしました
雨が降ったり止んだりで寒くなってくるし
前のレース(Cat4/5)も同じ30分で3週だったので同じくらいと想定
集合場所へ行って、ゼッケン順に呼ばれ37番なので4列目へ
スタート場所は舗装路だけど濡れてるしガタガタ
ホイッスルが鳴ってスタート
前が塞がっているのでスピードも出せないしなんともならないままダートセクションへ
ここで左右からぶつけられて我慢大会
踏み込んで横にいるやつよりも前へ出るも、すでに前には30人以上というか数えられないくらいいる
踏んでも踏んでも前に出るどころか坂では右足が痛み始めるし、抜いてくるやつもいる
今日のレースは今まで以上にブレーキ勝負でイン側突っ込んでくるのも多いなあという印象
上に書いた直線からの階段は大渋滞
前の人のホイールにハンドルが入ってしまって抜けなくなったりして焦る
その後の坂でも抜かれるしなんかいいところがない
野球場の観客席あたりも渋滞が激しく思うように進めないし、ハードルでも足が上がらず転びそうになる
裏の直線に出て初めて落ち着いて前後を確認
パックというよりも途切れなく列がまだ続いている雰囲気で気を抜くと刺される感じ
下りのジグザグと砂を抜けて2周目へ。ホームストレートの階段のところも渋滞した、そういえば
2周目になってからはだいぶ前後がバラけて2人ほどのパックに
同じ人を抜いたり抜かれたりを繰り返す
だんだん得意不得意が分かるようになってくるも、全員が直線のパワーかける所では自分より速い
その後の下りジグザグで追いつけるのはラッキーだけど、どうやって最後彼らを千切るか考える
3周目に入って4人パックから自分ともう一人が抜けて二人の勝負へ
後ろにピッタリつけてどこが弱いか見極める作戦へ
と思ったら階段のあとで20mほど差をつけられてしまい焦る
観客席のところで追いつき林のテクニカルなところもピッタリと後をつける
どうやらテクニカルなところは自分のほうが速そう
やはりバックストレートはぶっ飛ばしていくのでツキイチでもかなりきついし差をつけられる
登り終わって下りのジグザグで千切って逃げるつもりが追いつくのがやっと。でもターンで膨らんだりしてプレッシャーは感じている様子。そのまま砂も通過して脚をためる
舗装路に出る前に決定的にしたかったので砂の後、芝の180度下りターンでインを突いて前に出る
このターンね!
あとでデータを見たけどここから1分5倍で踏み続けてました
このダッシュで差を決定的にしてフィニッシュまで
3周だったけど今のコンディションにしては楽しめたかな。きつかったけど
結果は103人中31位、シード位置より悪かったことになるのでやはり調子は下降気味なのかなと
【良かった】
落ち着いてレースを運べた
Grand Prix Gloucester参加!お祭りで楽しいです
ブースも多くソックスやシャツ、ニーウォーマーなど激安でゲット
【反省点】
練習不足でスタミナが決定的に足りない
前でスタートできないとどうしようにもならないのはどうにかならないのか
早く脚を直してインターバルトレーニングしないと戻らないのは明らか
【機材】
Toyo CX-S, ZTR Alpha 400, Front: IRC SERAC MUD TL 1.9bar, Rear: IRC SERAC CX TL 1.8bar
今日もフロントブレーキはチャタリングがひどかった
タイヤ、空気圧はこれで問題なく、他の人が滑りまくっているのにまったく不安なかった。
【感想】
UCI2カテゴリーのレースもあるのでメーカーもやってきています
SuperX、いいなあ・・・
ホイールもいいけど、軽量なところとディスクブレーキだなあ・・・
いろいろ食べるもの売ってますが、今日はクラムチャウダーですよっ!ボストンといえばクラムチャウダー!サンフランシスコもクラムチャウダーだけどねっ!
コースの横にはこんなステキなプライベートビーチもあります
夏に来たら楽しそう
自分のレース後は洗車、着替え、片付けしてから観戦やブース見て回ったり、知り合いと話したりして楽しみました。CXレース会場はどこもこういう雰囲気でいいですね
この公園のシンボル巨岩。てっぺんに登って観戦するのも楽しいです
土日ともにレースがあるので両方出るのもいいなあと思ったり
そうそう、アメリカの元チャンプ、最近はCyclocross解説でも有名なTim Johnsonが来てました!喋らされてたので声かけれなかったけど!(笑)