Mick-Bike

Mick Kamiharaの自転車関連日記

BOSSCROSS Man Cat4/5 - 2017/12/16

Cyclocrossレースもいよいよシーズン最終戦になりました

先週末の雪は前回書きましたが、なんとそれがしっかり残っていて雪と氷のレース会場になりました。そして寒い!今朝も当然氷点下でした

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www.bikereg.com

というかですね、今週はずっと日中も氷点下だったので雪が溶けるわけがないです

仮に溶けて水になるとそこが凍るわけで更に酷いことになります

圧雪になって少し溶けて水が染みた雪が氷になるという最悪のパターン

雪が降る地方で育った自分でもなかなか体験しないパターンの路面です

朝日を浴びて 7時半に到着。会場は農場でやはり雪だらけ。

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外はこんな天気で一見雪が溶けそうだけど氷点下なので期待できないくらいカチカチになってる

ゼッケン受け取って支度して試走へ

去年の野辺山以来の雪と氷。というか8割氷と雪のミックス(氷の上に粉状になった雪)あとところどころ硬いジープ道。舗装路はなし。砂はあるんだけど水がしみて凍ってるので普通のダート道と化していてその上に雪

 

フラフラ・ズルズルタイヤを滑らしながら試走

ゆっくりならまずは大丈夫そうだけど思わずピカピカの氷が出て来るので本当に注意が必要で、同じく試走している人が転んでいるし

とにかくフロントが横滑りすると危ないのでバイクを寝かさないコーナリングを意識しながら

と思ってジープ道の下りのところで前の少年が見事にフロントをとられて転倒。後ろのお母さんに逆ギレしてる・・・

自分も気をつけようと注意しながらジグザグ登ったり下ったりを繰り返してメインエリアに戻るジープ道でフロントを取られて右膝を地球にニードロップ。痛い!

 

大した事なさそうなので気を取り直してステップとバリアをクリアして1ラップ試走完了。まだ時間あるのでもう1周ペースを上げてみる。やはり難しい・・・

今日はMTBで走るのが正解だなとこの時思いました

とくに禁止もされておらず、さらに自分は初心者クラスなので全く問題なかった

来年雪が降ったらMTBだな!

 

第1レースは少年少女と女性。凍ってるので本当に難しそうなのを見ながらWinterオイルの上にRain Gelまで決めて寒さ対策。とても冬用のCXワンピースでも走れるような温度ではないので、ウィンドブレーカーの上にゼッケン取り付けてネックウォーマーもそのままでレースを走ることにする(あとで見たら朝9時時点の気温はマイナス6度でした)

 

次のレースを待つ間も寒すぎるので焚き火の回りにおっさん集合

だべってると救急車がコースへ。どうやら大きな転倒があった様子

結局骨折が絡む転倒だったようで、寒さもあってテンション低く今日は最終戦なので無事ゴールすることに集中する

 

集合かかったので行くと100人エントリーしているってことでやはり多い。こんな寒くて雪と氷ってわかってるのにみんな好きだよなあw

あ、俺もかw

自分の番号は131番だったので21番目のコールで3列目へ。コースコンディションはほぼ変わらず氷と雪

オフィシャルから「今日はちょっと滑るから気をつけてね」と楽しい注意w

 

号砲からスタート

いつものような高ケイデンスロケットもなんもなくとにかく滑るフロントをリヤからプッシュするようにじわ〜っと押しまくる

最初のターンで大渋滞。前で転んでいるのもいるけど皆上手でスルスル進む

フライオーバーを超えるまでにけっこう抜かれるも焦らず進むことに集中

 

ジグザグターンはとにかくバイクを立ててリヤのトラクションに集中。直線に出たら踏みまくる。というのを繰り返しながら時々雪が少ない所でプッシュかける。この時潜んでいる氷に注意しないと派手に転ぶ

というのを繰り返す我慢のレース

周囲が4人くらいになると自分の得意なところが分かってきて、4周目後半で前の2人にゆるい上りでアタックかけて突き放す

 

すぐに突き放せられたのでもっと早く前に出ればよかったとあとから思ったけど、まあそれもこのコンディションではまたミスを誘って転ぶのでこんなもんか

5周目は一人旅になって、少し前に3週目くらいで自分を抜いた人に追いついてきたので欲が出たけどアイスバーンで転ぶとロードバイクみたいな怪我になるのでほどほどに

今日のレースは転ばずにゴールすればOKということで、5周走りきって終了

62人中27位だったようです

 

【良かった】

レース中は転倒なし

40分最後まで集中力を保てた

 

【反省点】

MTBもってこいよ(笑)

 

【感想】

我慢のレースで経験値を得た、というところかな。野辺山よりある意味厳しい氷と雪が溶けないというこの地域らしいものでした

 

ちなみに昼くらいになるとレースを重ねたのでだいぶ草地が見えてきてだいぶ環境が変わってましたね

 

【機材】

東洋 CX-S, ZTR Alpha 400, IRC SERAC MUD TL (1.6bar), IRC SERAC CX TL (1.6bar)

結構リム打ちしたけどこの状況だとこれでよかったと思う

シャーベット状のザラメ雪のところなど相当アドバンテージあったと思う

まるで砂みたいな動きをするのでWNPで鍛えられてきたのも効果あったのかもねw

 

【お楽しみの時間】

レース後は着替えて仲間とまた焚き火の回りで雑談しながら観戦

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というか乾杯も重要!うまい!

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無事終わった!よかった!

 

Cat3/4は若い子がものすごく速くて驚き

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あとで焚き火のところに来たので聞いたら、来月の全米選手権に出るとか

(おー、Nevada州までいくのか、すごいな、と思ったり)

 

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この少年ね!

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見てたら俺達とは全く違うラインが作られて、ターンのイン側を行けるようになってんの!なるほど!

 

続いて女性のトップクラスのレースが始まるのでスタート地点を見ると全米代表ジャージが

ロケットスタートからぶっちぎりで、小さくて軽々と進み後続を引き離していく

周囲に聞くとジュニアの全米チャンピオンとのこと

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とても軽やかな走りで鮮やかでした

トップクラスの女性CXライダーはすごく体ができている人が多くパワフルだけでなく細身の人も多く、かっこいいです。とくにこの人はジュニアなので細くて軽そうでした

 

しばらく暖を取りながらウロウロしてたんだけど、寒すぎるので女子トップが終わったところで撤収

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New Englandの2017CXシーズンが終わりました

今シーズンは9月いきなり表彰台獲得で驚きましたが、あれもCat540代以上みたいな制限かけた初心者レースだったので、それ移行挑戦してきた年齢制限無しのところなどではそれなりの結果でした

そしてやはり肉離れが大きく影響しましたね

オッサンなのでメンテナンスの重要性や、ランやMTBもやってないと総合力が求められるCXでは本当に歯が立ちません

USのオッサンの強大なパワーに対抗するための小賢しいテクニックは多少あると思いますが、それを活かすためには40分走りきる力も必要だし色々課題も見えました

 

今シーズンはこれで終わってしまうと思うと寂しい限りですが、12月でこの地域のCXレースが終わるのもこれでよくわかりました

一度でも雪が降ると根雪になってガチで凍るのでまともなレース会場にならないですね

毎週そんなレースもできないので、初雪が降る頃で終わりになるのでしょう

 

これから厳しい冬が続くのですが、外で走るなんてことはまず無理なのでインドアでどれだけ楽しめるか挑戦ですね