Wahoo KickrとPioneerペダリングモニター出力値の比較
Wahoo Kickrを使い始めて1年ほど経ちました
このキーワードで検索してくる方も多いのでメモにしときます
Kickrはリヤハブからフライホイールを回転させるタイプの負荷装置で測定というか出力設定するタイプのスマートトレーナーですね
スマホやiPad、Wahooのサイクルコンピューターなどから目標値を設定すると、それに合わせた負荷になります。たとえば100Wとするとペダルがそれなりに重くなり、200Wとするともっと重たくなります。なのでメニューを設定して100Wを3分、200Wを3分みたいなことができます。エルゴモードというのですが便利ですよね
この機能を使って人気のZwiftをやる人が多いのでしょうが、自分はTrainerRoadとかWahoo純正のWahoo Fitnessアプリを使っています
このWahooアプリだと、エルゴモードで簡単にささっと目標値を決めてトレーニングできます。10分アップ、20分SST、10分ダウンみたいなね
で、使っていて気になったのがWahooで決めた設定値とPioneerのコンピューターに表示されている値がかなり違うということです
で、こんな測定をしてみました
- エルゴモードで100Wから50Wずつ、1分ごとに上げていく
- ギヤは固定でケイデンスはなるべく90rpmに近くする
- この1分間のPioneer出力値を見る
これで簡易的にだけどどんだけ違うのかわかりますよね
【結果】単位はW(ワット)
KICKR ERGモード設定値 | Pioneer測定値(AVE) | DIFF |
100 | 133 | 33 |
150 | 189 | 39 |
200 | 254 | 54 |
250 | 321 | 71 |
300 | 393 | 93 |
普段から違いが大きいなとは思っていましたが、SST付近で50W近く、大きな負荷になると100W近いとはもう何を信じたら良いのか・・・(汗)
大きく違うことは分かっていたので、Kickrを使うときのFTPは別途測定してあってTrainerRoadを使うときはこっちの数字の世界で設定・練習しています
外を走る、つまりPioneerで測定されたものを結果として見るときは値が大きく出るので勘違いしてはいけません(笑)
練習結果はTraining Peaksのサイトで管理しているのですが、ここではKickrの出力というか設定値は使わないようにしています。Kickr使うときでもPioneerで測定してそれを使わないと基準が混合した状態になるのでなにやってるのかわからなくなりますよね
KickrのほうはWahooのアプリでオフセット調整できるような話を聞いたことがある気がしますが、もう慣れてしまったのでこのままにしています
自分も数字は好きな方なのでこの差は気になるというか、チェーンとかのロスなのか知りませんが実際大きな差ですよね。
測定方式も違うしこういうものと考えて練習には使えていますという話でした
【追記】
このお話は2016年型のKICKRを使用したときの話でした
その後2018年にKICKR COREに買い替えています
それから同様の測定はしていませんが、今度はKICKR COREのほうがペダル型パワーメータより低い値のような感じがしています
例えば
KICKR COREのERGモードで200Wが、通常屋外を走っているときの200Wより楽に感じます
以前のような大きな差を感じないのでだいぶ改善されたのだと思います