Rapha Prestige Wakasa - 2020/09/20
Rapha Prestige WakasaにRide Tenryuの仲間と参加してきました
約156km, 獲得標高約2500m、3回のヒルクライムそのうち2つはグラベル区間というチャレンジングなコースを仲間と助け合って12時間の制限時間内に走りきるというイベントです
開催された場所は福井県というか、若狭国、美浜町をスタートして敦賀半島をまわって敦賀市、峠を超えてマキノ、一旦琵琶湖に出てから箱館山スキー場横のヒルクライムを超えて小浜町方面へ下り、そこからまた登って途中からグラベル区間。若狭湾の絶景を何度かみながら最後のダウンヒルを下り三方五湖を回ってスタート地点の美浜町へ、という具合です
似たようなライドのイベントは多いですがこのRapha Prestigeが特別なのはグラベル区間がしっかり用意されていること、そして簡単ではないということです。ロードバイクしか乗っていない人にとってはなかなか難しいものだと思います
チームの5人はCXもやっているのでグラベルになれば喜ぶくらいなので、ごちそうですね(笑)
獲得標高もかなりありますが、グラベル区間の難易度や下りの難しさもあって仲間と完走したときの達成感はかなりあります。が、ロードしかやっていない人は相当苦戦するのではないかと思います
【行程の記録】
ブリーフィングが5時。暗闇の中、他のチームの方も続々集まってきます
スタートは5時46分、夜明け直後でした
数分おきに順に出発していきます
その中を5人のサイクリストがどんどん走っていきます
それぞれがそれぞれの思い出準備してきたのがジャージに現れていていいなあと
我々はあえて同じ形でもデザイン違いというスタイルで望みました
敦賀半島の西海岸は岩が多くたまに砂の海岸があるような場所
水も砂もとても綺麗で絶景が続きます
軽くアップダウンがある程度でまだまだ快調
そんな景色の中に原発がいきなり現れるのはちょっと驚きですが、するととても長いトンネルが
とてつもなく長いのですが、誰も来ませんw
今度は半島の東海岸を南下、先に出ていたグループいくつかに追いついたりしながら敦賀市へ
気比の松原で小休憩しているときに自分にとって今日最大のトラブルが!
走り出してすぐに右足ふくらはぎの下辺りに痒みが
このパターンはあれです、ブヨです。今年は一度もやられていませんでしたがこんな場所でやられるとは(笑)
気を取り直して敦賀の市街地を通って高速道路をくぐってだんだん山の中へ
すると始まりましたよ、グラベルですよ!
ここまでおとなしくフツーにロードサイクリストらしく走っていたのですがスイッチが入ります
前半はそんなに斜度もなく気持ち良い感じのグラベル
車もよく走っているっぽく固くしまっていてCX車でも走りやすいです
まだまだ余裕あるので橋のところでパチリ
このあたりから斜度がきつくなり感覚的には7〜9%くらいの区間が後半数キロは続きました。路面も前半よりは荒れていてテクニカル。35CのシュワルベG-ONEは完璧なチョイスでした
しかし長丁場なのにだんだんトレーニングみたいな走りになってしまい頂上につく頃にはゼーハーでした
頂上からのダウンヒルがまた激烈な路面
さっき登ってきたところの後半と同じかもっと荒れているのに加えグレーチング(たまに蓋がない)があったりしてサスペンションのないCX車ではスピードを出すのを我慢しながらの下りで腕がガタガタになります
これを予想していたのでマシンはFirefly FF-881を選びました
ディスクブレーキは速度調整からストップまで軽い引きでしっかり機能してくれるすぐれものですね
そんなことで下りきって1名がパンク→速攻で修理でした。自分が手を出すまもなく修理が完了するチームワーク、すごいです(チームワークというのか本業者のちからというかですがw)
トラブルらしいトラブルはこのパンクだけでした
下りきってからはマキノの有名な並木直線を快走しました
ここは気持ち良い場所ですね!
こんなかっこいいショットもいただきましたよ〜
第1チェックポイントでカードにスタンプをもらい、近くのコンビニで補給休憩
ここまでスタートから3時間半、63kmくらいでしょうか
3つあるHCの一つを終えて一息です
普段の練習ならこのHCやりきればもうごちそうさまというくらいのスケールでした・・・これも予想していたので補給食をとにかく多めに持ち歩けるようトップチューブ上に付けられるバッグを使ってちょいちょい補給を取れるように工夫しました
基本おやつ好きなのでこの工夫は大当たり
おやつの他にコンピューターの予備バッテリーも入れられるので背中のポケットに余裕が生まれます
コンビニ休憩後は琵琶湖畔の道路を走りなんだかすごい臭いに悩まされたあと、田んぼの真中を通って山の方向に向かいます
このあたりでは日差しも強くていい天気でしたね
個人的にはこのあたりがなんだか一番きつく感じました(HCでプッシュしているとき以外)
上の写真右手に見える箱館山スキー場の横のジグザグ道路を登るHCが始まります
5km 7%くらいですがすでにダメージ食らっているので前半は喋りながらちんたら、後半はテンポペースで淡々と登りました。なんかここは距離以上に時間がかかったような気がしますが、中間地点からの景色がよかった
ピークからのダウンヒルはこちらもチャレンジング
舗装路なんだけどあちこちで湧き水、落石があるマニアックな状態
スピード出てしまうのを我慢しながら障害物を避けながら
ある程度降りてやっとこんな道でした
スタートから5時間半ほど
第2チェックポイント到着です
ここは鯖街道 熊川宿にあるSABA CAFE
オーナーの方はRapha好きな方々の間で知られる方のようで、行ったことある人も多そう。チェックポイントでスタンプをもらってすぐにランチをオーダーしました
そうです、すでにお腹ペコペコでした
鯖街道ですからね。若狭湾で上がったサバを京都に運ぶ街道ですよ!サバ食べるに決まってます。たくさん食べて育ったし!
そんな私でもこんな食べ方したことありません(笑)
サバサンド丼です!どーん!
おいしゅうございました
あと完熟バナナシェイクも完璧な補給でしたね
あまりまったりしていると出られなくなるのですぐにスタート
コースはすぐに熊川宿を通ってから河川の土手にある気持ち良い道へ
追い風だったのかなあ、やたらと速度乗って快適でした
といっても下ハンドル握っているので前を走るOさんのエアロ攻撃を避けるために自分もエアロすごく意識して省エネしようとしてましたね、そういえば
小浜市まで土手と田んぼの中を走ったので少々乾いたので自販機休憩
ここで水分取ったら最後のヒルクライムです
3つ目はまたグラベル区間がある上に単純な登って下るではなさそうな印象
スタートから7時間ちょっと、110km走ったところから10%くらいの厳しいHCが始まりました。最初は舗装されていたんだけどグラベルになりちょっとして分かれ道になるところまでですでにヘトヘト。個人的には全行程でこの区間とこのあとに出てきた小浜三方林道にある登り返しが一番斜度がきつかった
FF-881はCXレース車で心配していたのは軽いギヤが足りなくなること
チェーンリング40T, カセットは最大30Tだったので少々不足だったかなと
この区間ではケイデンスが50台まで落ちることも多かったな、そういえば
斜度が緩んで快適なグラベルが始まったと思うのもつかの間、きっつい斜面があって登りきったらやっと展望台。若狭湾の絶景でした!
楽しかったPrestigeもあと少し、という思いがこのあたりから出てきます
が、もうかなり疲れているのも事実、そして最後の強敵へ望みました
Stravaでみると1.75km 7%というこの区間、ヘロヘロの状態ではかなりきつかったのですが最後だという思いもあってまあまあ踏めたのでピークではこんな感じ(笑)
んー、やっぱりきつかったなここも!
でもこの小浜三方林道は素晴らしい林道でうらやましい限り、また走ってみたいなあ
木々が多いテクニカルな舗装の下りを快走し、トンネルを超えると三方五湖が見えてきて戻ってきたなあという実感が!連休で観光の車が多い中エアロで快走と思ったところで後ろから休憩指示(笑)
自販機で補給後行くぜ!というところも時間もかなり余裕があるのでほどほどに行くことに。湖畔の道路を気持ちよく走ってゴールを目指しました
もうこの時点の思いは汗で臭くなったジャージからの開放なのはヒミツ・・・
そして午後3時40分くらいに無事にフィニッシュ!みんなありがとう!
見よ!おっさんたちのこの笑顔!絶対に仕事場でこの笑顔はない!
【機材】
Firefly FF-881 チタンフレームのRoad+仕様マシン
ENVE G23ホイール
シュワルベG-ONE SPEED 700 x 35C チューブレス設定。MicroSkinと呼ばれるほぼスリックみたいなやつに低いノブがあります。ロードでもよく転がるしグラベルでもかなり安心して走れます。今回は空気圧高いことに注意は必要でしたが全く不安なしでした
装備:チューブ2本、携帯工具、タイヤレバー、パンク修理キット、タイヤブート、携帯ポンプ、カロリーメイト1箱、プロテインバー4本、塩分タブレット10個くらい
→トラブルなかったので補給以外全く使わなかった
コンビニ補給:ドーナツ、チョコレート
とりあえず今日はここまで・・・