【読書感想文】 宮澤崇史の理論でカラダを速くするプロのロードバイクトレーニング
12月のモリコロヴェロフェスタに参加+トークイベントやってた宮澤さんの本をその場で購入しました(サインもしてもらいました、ありがとうございます)
内容がとても参考になったので紹介します
表紙にある文言をいくつか
- 自分の体を知り、効率のよい走りを手に入れれば、あなたはもっと速くなる
- 眠っている筋肉はありませんか?
- 本当に効率的なペダリングをしていますか?
最近自分がどうしたらエエんやろか?と思いながら取り組んでいることがモロに書いてあります!
アラフォーとも言えない年齢になってきて、単純にパワーを上げるよりも上手に走るにはどうしたらいいんだろうと悩んでいるあなた。ヒントがたくさんですよ
自転車を前に進めるということは推進力を何らかの方法で得ればよいってのは分かりますが、そのためにガムシャラにパワーを上げてアメ車のようなエンジンになるのではなく、どうなればよいのか?
限られた体という資源を使い尽くすしかないのですが、今使っている筋肉を自分は上手に使えているのか?そういうのを考えてみるのもたまにはいいでしょう。試したり考えたりするのは無料でできます
世界を戦ったプロの本音がモロに書いてあります
速く走るために重要なのは100g軽い機材だけでないことは分かっていても機材のせいにしてしまう我々がいますが、そこについてもはっきりと書いてあります。自分も激しく同意ですが、自分を磨いたほうがよっぽど速くなりますよね
投資した機材が使えない場合、例えばロード機材が使えないシクロクロスやMTBレースに出た時に共通するのは体という資源だけだしねえ
ペダリングについて書いてあるところで”骨で押す”という言葉が出てきます
これも効率のよいペダリングを目指して練習をしているとき、こうか?こうなのか?これか?と自問自答しているのですが、上手に引き足をして踏むのではなく押すような動作ができているとそんなに力を入れていないのにけっこういいパワーが出せている時があります。宮澤さんがいう骨で押すとは、そういうことなのか、毎日ローラーの上で自問自答を続けています
サドルが高すぎるホビーライダーが多いというところもなるほどです(確かに自分の知っている人にも何人かいます。すごい人は常に骨盤が左右に揺れるくらい・・・)
サドルを後ろに下げてみると言う話も試してみましたが、なるほどと感じました。腸腰筋という筋肉の話が出てくるのですが、ここを意識して足をあげると効率のよいペダリングになります。パイオニアのペダリングモニターが出す数字が実際に改善するので、試す価値は非常に高いです
今の自分はまだこの引き足を常に出来るレベルに達していないので、練習してても意識しなくなったり疲れてくると汚いペダリングになってしまいます。まだまだ修行や工夫が足りないのでしょう
後半にあるトレーニングメニューや筋トレもとても参考になりました
とくに筋トレはかなり適当にやってきたのですが、スクワットやモリコロで話していたボールを膝の裏に挟んで上げ下げするトレーニングを取り込んで1ヶ月になりました
だいぶ動作にも慣れてきて上手に動かせるようになってきたので、継続してどういう効果が出てくるのか楽しみです
トレーニングのメニューは、何を目的とするのかを意識することが重要という、当然のことが書いてあります。ただがむしゃらに全方位に強くなるなんてことは出来ないので、いつどうなりたいか、ちゃんと考えましょうということだと思います
目標を意識して自分の体と対話して調整していく、それを楽しむということがホビーライダーでもできるともっと楽しくなるよ、ということが書いてあると思うし、そのためのヒントがたくさんあります
すでに何度も読み返していますが、その度に気がつくこともあります
ということで、レベルアップを目指しているホビーライダーにはとてもおすすめできる本だと思います
↓お買い求めはこちらからどうぞ↓(笑)
【おまけの記念写真】
ありがとうございました!
さらにおまけ!宮澤さんからTwitterでコメントいただきました。ありがとうございます!
3ヶ月おきに変化が起きてなければ意識変化させることをお勧めします。 https://t.co/9jYWxiLLDe
— Miyazawa takashi (@Bravotakashi) 2016, 1月 20