Kalon CX - 2018/09/01
2018シーズンCX第1レース。ボストン郊外のKalon牧場で行われました
今回は一緒に来てくれる人がいたのでいろいろ助けてもらいました
ありがとうございました
とくに走行中の写真や動画はものすごく参考になります
あとiPhoneの機能を駆使した写真も美しいです
会場のKalon牧場は郊外の緑が美しい場所
普段は牛たちがのんびりしている丘陵地帯ですね
日本でいうと信州シクロクロスの富士山の麓、朝霧高原の大会のコースに似ています
99%芝のコースですが、牧場なので凸凹が多く激しい馬場、途中急坂があって頑張れば乗車で登れるけどレース中はかついだほうが良さそう。そのかわり木の板はなし。コースが長くて1周10分前後はかかりそうなイメージを試走して感じました
朝なので芝は湿っていてつるつる滑るのですが、速度も出したいので空気圧は2barで行くことに。結構アップダウンが激しいので消耗が早そう
830レース開始です
ビギナークラスCAT5(カテゴリー5)は35歳以下と以上に分けられていて、自分は当然上のほう。参加者はどちらも30人前後。まずは35以下のクラスがポイント順に並んでスタート、35歳以上も同様に並びます。自分は去年のポイントがあったので最前列をとれました
スタートダッシュから300mくらい直線、そこから右に鋭角にターンなので外に膨らむことを想像して真ん中くらいでいいかなと。今シーズンも始まるなとか、怪我もだいぶ良くなって全力で走れるようになってよかったなとかいろいろ考えました
35歳以下のスタートから45秒後にスタート
クリートキャッチというか右足のペダリングをミスってダッシュ失敗
ホールショットは取れず6番手くらいで右コーナーへ
立ち上がってすぐ100m直線の後左に180度
インを突いて4番手へ
小回りも効くしMTB練習の効果はあるんだなと痛感
一旦下ってフィニッシュラインを通りまた牧草地を立ち上がっていった先で2番手が落車して糞詰まり状態になって停止せざるを得ない状況に。すぐにスタートしたけど左右から数名に抜かれて何番手かわからなくなった状態に
コース東側の広いエリアへ下って牧草地ダッシュを繰り返し
2人くらい抜いたけど試走のときにマークしてた白い545ジャージに抜かれる
体格細い割にパワフルに行くなと
東エリアから戻る急坂でバイクを降りて担ぎ
データを見るとこの区間走って上がるのに45秒くらいで10mくらい登ってる
ものすごくきつくてこれはもう全力なんだけど力が出ないスプリントとおなじフィジカルの状態
牧草地に戻ってもしばらく登り
ケイデンス上げてガツガツ進まないと牧草地ではすぐに速度が落ちてしまうので、踏むところでは300W前後の世界
ここから下りのジグザグ。ここで先行者をパスしないと自分には他に得意なセクションはないと思っていたのでVロッシ作戦(ブレーキギリギリまで我慢してインに飛び込んでクイックにターンからスタンディングで加速)
まあ同じくらいの脚力の人に通じることは少ないですが、こういうところが楽しいですよね、自分は
下りきったら今後はグラベル200mくらいの登り
ここもガタガタで脚を削られます
この写真出前を走る青ジャージJRAの人には最後まで食らいつきましたが追いつけず7秒差でフィニッシュでした。テクニカルセクションでは追いつくんだけどパワーが必要なところでグッと差をつけられてましたね
グラベルを登りきったらまた牧草地に戻り下りのジグザグ
上の写真だと5秒差くらいだったのが目の前まで追いつくんだけどまた登りで差をつけられる始末
フィニッシュラインを通過し、残り2周のサインボードを確認
35歳以下クラスの人がパラパラと落ちてきて東コースに入ったところで一人抜いたら声かけてくる
とにかくJRAに追いつきたいので食らいつくんだけど急坂担ぎセクションでさっき声かけてきた人に抜き返されるとかして遅れ始める
スタートから15分、HRは170後半でレッドゾーン手前でずっとへばりついている状態
重馬場登りきって下りで追いつく作戦だけど上の写真のように肩に力が入ったヘロヘロフォームで疲れている様子。こういう時の写真があるとよく分かるんだけど、肩に力入ってるとか下向いているとか悪い癖が多いです
多分上の写真の直後の右下り180度ターン立ち上がりでリヤが大きくスライド
右足のクリートを外して対応したけどバイクが大きく振れて右膝をフレームで痛打。痛い!すぐにスタートできたしレースへの影響は1,2秒失った程度だけど痛い
その後バックマーカーだけはなんとかパスしてグラベル登りで前へ
下ってフィニッシュラインを通過。JRAは15秒くらい前にまだ見える状態で最終ラップへ
すると同じ990番代のゼッケンが一人メカニカルトラブルで停止している。どうやらチェーンが落ちている様子
良くないんだけどラッキーと思いながらパスして先行
東エリアに入って後ろを見たら50mくらい後ろを追っかけてくる。当たり前だし必死だろう。一旦停止して回復しているだろうからまずい、とくに担ぎの40秒間は危険だけど追いつかれるのを覚悟して下りセクションで勝負とか考える
担ぎ区間へ
40秒は長いし永遠に感じる
押して上がったほうが良かったのかとか思うし、そういえば担ぎの練習なんてしてなかったなとか考えたり。あとでデータ見たら180bpm超えで危険領域へ。もうすぐ活動限界ですよ
しかし追いついてこないので牧草地登り返しで踏みまくって突き放すことに成功
かつぎの脚とスタンディングの脚は別物で、ちゃんと400W出てた
下りは少し休みながら慎重に
ここでのミスが一番の命取りなのでリヤブレーキに集中して速度を制御しながらグラベル登り返し。JRAが10秒前くらいに見えてきたので全開。ここもあとから見たら25秒間5倍で踏めていた。終盤にこれが繰り出せたのは収穫かもな
西の下りセクションで少し近くなったような気がしたけど結局フィニッシュまでに追いつくほど差を縮められず終了
1周目の落車でどれくらい抜かれたかよく分からなかったので10位くらいかなと思ったけど結果5位と初戦からトップ5入り
【良かった】
苦しかったけど最後まで出し切れた
機材など万事順調
重馬場攻略できた。これは嬉しい経験
【反省点】
疲れると現れる癖がまた明らかに(肩に力が入る。下を向く)
Vo2Max領域の刺激をもっとする必要がありそう
リヤはもう少し気圧落としても良かったかも
【感想】
9月はじめなのでまだ夏の雰囲気でいいレース会場でした
出し切れたしレース結果も満足かな
この調子を維持していきたいですねえ
【機材】
東洋CX-S, ZTR Alpha 400 (F/R), IRC SERAC MUD(Front, 2.0bar), IRC SERAC CX X-GUARD(Rear, 2.0bar)
出し切ったおじさんの姿